ニュース項目

ドイツ・フライブルク大学と戦略的パートナーシップ大学協定を締結しました

名古屋大学とドイツ・フライブルク大学は、双方の連携をさらに強化する「戦略的パートナー大学」として大学間学術交流協定を締結することに合意し、11月21日に杉山総長がフライブルク大学を訪問して協定書に署名しました。 

署名する杉山総長とKrieglstein学長 (Photo credit: Jürgen Gocke)

この協定の締結に際し、杉山総長は、「両大学が戦略的パートナーシップに合意できたことを大変光栄に思う。半世紀以上にわたるこの深い信頼関係と目覚ましい科学的成果をもとに、我らが直面する多くの人類課題の解決に向け、ともに挑んでいきたい。」と述べています。また、Krieglstein学長は、「今回のパートナーシップは、学術の卓越性(Academic Excellence)に対する両大学の熱意と、様々な課題への挑戦を通じて、よりよい未来を目指す共通のビジョンを象徴するものである。このパートナーシップにより、学生にグローバルな視点を提供し、学生には未来への道を切り開く変革の担い手となってほしい。」と述べています。

この協定の締結に際し、杉山総長は、「両大学が戦略的パートナーシップに合意できたことを大変光栄に思う。半世紀以上にわたるこの深い信頼関係と目覚ましい科学的成果をもとに、我らが直面する多くの人類課題の解決に向け、ともに挑んでいきたい。」と述べています。また、Krieglstein学長は、「今回のパートナーシップは、学術の卓越性(Academic Excellence)に対する両大学の熱意と、様々な課題への挑戦を通じて、よりよい未来を目指す共通のビジョンを象徴するものである。このパートナーシップにより、学生にグローバルな視点を提供し、学生には未来への道を切り開く変革の担い手となってほしい。」と述べています。

本学環境学研究科・谷川教授と山下助教の研究発表 (Photo credit: Jürgen Gocke)

ドイツを代表する大学であるフライブルク大学と本学との交流の歴史は古く、1972年の経済学部間の交流から始まり、1986年に部局間学術交流協定の締結、2000年には医学部でも部局間学術交流協定が締結され、2001年には大学間学術交流協定を締結するに至りました。また、2014年に国際学術コンソーシアムに基づく協定、2015年に高等研究レベルでの共同活動協定、2017年には本学医学系研究科とフライブルク大学医学部とのジョイント・ディグリープログラム協定が締結されました。また、本学はフライブルク大学の協力のもとで、2010年4月にフライブルク大学内にヨーロッパセンターを設置しました。このように、フライブルク大学は本学での最も古い協定校の一つ(ヨーロッパでは初)であり、また様々な分野での継続的な交流が行われてきました。

本学では、新たな国際戦略「グローバル・マルチキャンパス(GMC)構想」に基づき、オンラインとオフライン、現地と本邦キャンパスなど、様々な様態を組み合わせた新しい学修の形(テーラーメイド型留学)の実施に向け、フライブルク大学と協議を続け、今回の協定締結に至りました。この協定では、双方を協定校の中でも特に重要なパートナー大学と位置づけることを定め、パートナー大学のためにキャンパス内にスペースを提供することが盛り込まれています。これに基づき、本学は2024年4月にフライブルク大学内にグローバルキャンパス準備室を立ち上げることを予定しています。

左:日本学術振興会ボン研究連絡センターの林所長、杉山総長、Krieglstein学長

右:Dr. Michael VollstädtからYASの説明 (Photo credit: Jürgen Gocke, Roland Berkemeier)

11月21日、両大学は、2026年までの行動計画を定めたロードマップを策定し、共同研究、共同教育(COIL、バーチャル交流等)、学生・教職員の交流などについての具体的な目標を定めました。共同研究では、本学及びフライブルク大学教員の研究グループに対し、シードファンド(研究支援金)を支給することとし、2024年度分についてはこのロードマップ署名日の11月21日より募集を開始しています。

また、本学高等研究院(IAR)とフライブルク大学の高等研究院(FRIAS)との協力関係を促進することも確認し、本学が代表機関であるT-GExプログラムとフライブルク大学のYAS(Young Academy for Sustainability Research) の連携により、2024年2月に本学において、若手研究者でサステイナビリティについてのワークショップを開催する予定です。