フライブルク
フライブルクは、ドイツの南西部、バーデン=ヴュルテンベルク州に属する人口22万人ほどの都市で、「黒い森(シュヴァルツヴァルト)」の中に位置しています。ライン川沿いのフランスとスイスの国境に近く、北方約65km にはフランスのストラスブール、南方約50kmにはスイスのバーゼルがあり、国境を超えて人や物が行き交っています。フライブルクは、ドイツの中で最も日照時間が長く、温暖な都市として知られています。また、いわゆる大学都市で、人口のうち約2万5千人がフライブルク大学の学生です。1457年に設立されたフライブルク大学は、1120年から続くフライブルクの歴史とともに今日までその街並みを形成しています。近年は、脱原発・再生利用エネルギーの開発と利活用を推進する先進的な「環境首都」としても知られ、各国から視察団が訪れています。
穏やかな気候に恵まれたフライブルクは、魅力的な観光地でもあります。「ベッヒレ」と呼ばれる細い水路が敷設された歴史的な旧市街を散策して街の文化や歴史を学んだり、居心地の良いカフェやパブで過ごしたり、バーデン地方の料理やホスピタリティを楽しめます。市の中心部にある大聖堂、新旧の市庁舎、シュヴァーベン門とマルティン門などは一見の価値があります。
フライブルクの詳細については こちら(英語)。
フライブルク大学の歴史に興味がある方は、大学博物館「Uniseum」を訪れてみてください。Uniseum(ドイツ語)
交通アクセス
フライブルクに飛行機でアクセスする場合、最寄りの国際空港はスイスのバーゼルにあります(ユーロエアポート・バーゼル=ミュールーズ空港 EuroAirport Basel-Mulhouse-Freiburg)。バーゼル=ミュールーズ空港からフライブルクへは鉄道、バス、車で1時間ほど。ドイツ国内の最寄りの国際空港はフランクフルト国際空港(Frankfurt International Airport)で、ドイツ鉄道の高速列車ICEで約2時間。同州内のシュトゥットガルト空港(Stuttgart Airport)からは鉄道で3時間ほどかかります。鉄道でのフライブルクへのアクセスについては、こちら(英語)をご覧ください。
フライブルク市内の移動にはバスや路面電車の公共交通機関が充実しています。乗り継ぎや料金についてはこちら(ドイツ語)をご覧ください。車を運転する場合には、駐車場ガイドシステム(ドイツ語)に注意してください。フライブルク市民に2番目に人気のある交通手段は自転車です。自転車のレンタル(ドイツ語)やシェアリングサービス(英語)もあります。