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シンガポール国立大学との協定書署名式とNUS Overseas Colleges Nagoyaの開講式を開催しました

9月21日、シンガポール国立大学(NUS)のタン・エン・チャイ学長と名古屋大学杉山直総長により両大学の大学間学術交流協定及び学生交流協定を更新する署名式を行いました。NUSは、QS 世界大学ランキング 2024においてアジア 1 位、世界 8 位にランクされています。式には、NUS関係者、大村秀章愛知県知事、山下恭徳文部科学省科学技術・学術総括官等も同席されました。 

署名式の後、NUS Overseas Colleges(NOC)Nagoyaの開講式を実施しました。NOCは、NUSの学生が海外大学で起業家教育を受けるプログラムです。NUSは、これまで4,000 名を超える学生を世界中のNOC 拠点に派遣し、これまでに1,100 社を超えるスタートアップ企業が設立され、そのうち2社は創業から短期間で10億ドル以上の企業評価額を得るいわゆる「ユニコーン」企業です。日本でのNOC開設は名古屋が初めてです。 

学部学生を対象とした従前のNOCプログラムとは異なり、NOC Nagoyaプログラムは、NUS 博士課程の学生に日本でのインターンシップを提供する世界で最初の NOC 拠点になります。開講式には、名古屋大学発のスタートアップである株式会社マップフォー、SyncMOF株式会社、グランドグリーン株式会社のCEOも同席しました。 

名古屋大学は、2023年4月に「名古屋大学ディープテック・シリアルイノベーションセンター」を開設し、全学的な起業教育の体制を整備しました。 本センターとNUSは、名古屋大学学生がシンガポールにおいて現地のスタートアップエコシステムと起業家精神について学ぶNOCプログラムも計画しています。 

名古屋大学は、NUSとの強力な連携を通じて起業教育をリードし、世界で挑戦し活躍する学生を育成していきます。

署名後の杉山総長とタン学長
 

名古屋大学、シンガポール国立大学、愛知県、文部科学省の参加者
 

ディープテック・シリアルイノベーションセンター 小西特任教授が大村愛知県知事に名古屋大学アントレプレナーシップ教育プログラムについて説明

 

シンガポール国立大学の代表者と対談する杉山総長と松尾東海国立大学機構理事長